これまで第二次大戦終了直前のソ連の侵攻についてしっかり論じられてきたものは少なかったかもしれない。そういう意味でソ連の思惑、そして日本の動きを改めて知り学ぶところが多かった。いつの時代も正しい情報をあげても、信じたくない等で決断者が活用せずということの切なさがあり、またソ連の蛮行など読み進めるのが正直つらい本でもあった。ただ中立的に書かれ、その教訓とそもそもの日本人として知っておくべき知識取得の観点でも多くの人に読まれたい本である。
「日ソ戦争」麻田雅文(2024年12月28日)
投稿日:
執筆者:nobumori