読書日記

「自由からの逃走」E.フロム(2024年4月20日)

投稿日:

現代人にとってあまりに重いテーマである。なぜナチズムに多くのドイツ人が傾倒したのか、それを自由に耐えられない、新しい束縛へと進んで服従していってしまうと。人間は社会的な動物であり、近代ヨーロッパが「自由」を新しい市場価値にし、それを進めることで逆に不安になっていく現代人。今ポピュリズムに安易に傾倒する世界、そして権威的体制に従属してしまうロシア・中国というものを理解し、説明する書物であった。

-読書日記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

「MEGATHREATS」ヌリエル・ルービニ(2023年1月16日)

経済学者だけに、10の脅威のうち経済にフォーカスしたポイントが多い。ただしAI, 気候変動の項目についてはぞっとする衝撃を受けた。著者のメインポイントではないかもしれないが、AIが自分の子供たち世代の …

no image

「ジョン・ボルトン回顧録」(2021年2月16日)

「彼には個人的な利益と国益の区別がつかなかった」「行動基準は何が自分の個人的な利益に一番つながるか」「合衆国の大統領がこれほど理不尽な振る舞いをするのを見たことがなかった」 政府の側近たち、そして日本 …

no image

「転落の歴史に何を見るか」斎藤健(2020年5月21日)

ジェネラリスト育成の重要さ、日本的組織の課題については、現在日本企業に身を置くものとして耳につまされるところである。 特に心に刻む必要がある、その通り、と感じさせられたのは、 野中郁次郎の「何が物事の …

no image

「ペリー提督日本遠征記」M・C・ペリー(2022年6月25日)

日本の歴史上有名な「ペリー来航」であるが、点でしか理解していなかったものが、アメリカ東海岸を出航し、喜望峰を経て、、、何か月もかけて到来しているという当たり前のことを理解でき興味深かった。当時の沖縄に …

no image

「ローマの哲人 セネカの言葉」中野孝次(2022年2月6日)

中野氏の著作には私が高校生の時、とてもお世話になった。恋愛・どう生きるべきか等。こうして年を経て、またいろいろ考えさせられる機会をもらい、勇気といえば大げさだがなるほどと思える言葉・文章が多かった。組 …