読書日記

「夜と霧」V.E.フランクル(2026年3月13日)

投稿日:

この歳になって読んだこの書。おそらく昔そして若い時に読んでもそれほど理解はできなかったのではないか。「いい人は帰ってこない」要は悪くずるくないと生きることはできない。ある意味人間社会の本質なのかもしれないし、逆にそういう人の子孫である我々は遺伝的にその性を負っているのかもしれない。

そして生きる意味。すべての人が異なる運命と環境に置かれ、運がいい悪いと嘆いていても意味はなく、その運命にどう応えるかが大事である、というのは少し生きてきた自分にはとても刺さる、そして深い意味のある普遍の言葉かもしれない。自分の人生において生きる意味の価値観を変えた「利口的遺伝子」につぐ2冊目の書物である。

-読書日記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

「朝鮮半島の歴史」新城道彦(2024年3月2日)

内部抗争と外患の連続による苦難の歴史であったことを知った。外部のパワーバランスに翻弄されている反面、内部での派閥抗争に明け暮れ英明なリーダーが生まれない、可能性があってもつぶされていった部分も多々あり …

no image

「ジョン・ボルトン回顧録」(2021年2月16日)

「彼には個人的な利益と国益の区別がつかなかった」「行動基準は何が自分の個人的な利益に一番つながるか」「合衆国の大統領がこれほど理不尽な振る舞いをするのを見たことがなかった」 政府の側近たち、そして日本 …

no image

「日本インテリジェンス史」小谷賢(2023年8月7日)

戦前のレベルがそれなりの水準にあったこと、そして第2次安倍政権で整備がぐっと進んだことを知った。戦後の一定期間の停滞期、もしろ進むことを拒否していた時代は今思えばやはりという感を得るのみであるが、ここ …

no image

「THINK AGAIN」アダムグランド(2022年12月25日)

最近は書評等で本の購入を決めることが多いですが、これはとても得るところが多いものでした。既存の固定概念を結構覆してくれるし、自分や周りでおやっと思う思考への答え・対応、そして大きく言えば人間のあやまち …

no image

「長崎海軍伝習所の日々」カッテンディーケ(2022年2月5日)

オランダ人の幕末に日本へ滞在した際の記録。外国人の見た日本の記録は異文化の視点から率直に興味深いものがある。ここでは賛美する言葉のみかと思いきや、「悠長」、「軽率」、「飽きっぽい」といったことも書かれ …