読書日記

「夜と霧」V.E.フランクル(2026年3月13日)

投稿日:

この歳になって読んだこの書。おそらく昔そして若い時に読んでもそれほど理解はできなかったのではないか。「いい人は帰ってこない」要は悪くずるくないと生きることはできない。ある意味人間社会の本質なのかもしれないし、逆にそういう人の子孫である我々は遺伝的にその性を負っているのかもしれない。

そして生きる意味。すべての人が異なる運命と環境に置かれ、運がいい悪いと嘆いていても意味はなく、その運命にどう応えるかが大事である、というのは少し生きてきた自分にはとても刺さる、そして深い意味のある普遍の言葉かもしれない。自分の人生において生きる意味の価値観を変えた「利口的遺伝子」につぐ2冊目の書物である。

-読書日記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

「樋口季一郎回想録」(2023年6月22日)

ソ連から満州国への通行を後押ししたことでユダヤ難民を多数救ったことや、戦時中のアッツ・キスカそして占守島の件もあり、有名な陸軍軍人。そのあたりの背景や思考が記述されているかと思っていたが、特に後者の第 …

no image

「朝鮮半島の歴史」新城道彦(2024年3月2日)

内部抗争と外患の連続による苦難の歴史であったことを知った。外部のパワーバランスに翻弄されている反面、内部での派閥抗争に明け暮れ英明なリーダーが生まれない、可能性があってもつぶされていった部分も多々あり …

no image

「ジョン・ボルトン回顧録」(2021年2月16日)

「彼には個人的な利益と国益の区別がつかなかった」「行動基準は何が自分の個人的な利益に一番つながるか」「合衆国の大統領がこれほど理不尽な振る舞いをするのを見たことがなかった」 政府の側近たち、そして日本 …

no image

「裏切られた台湾」G.H.カー(2022年2月16日)

終戦前の国民党の台湾への認識のなさ(知識のなさ)、終戦後に台湾へ来た国民党兵士及び中国人のレベルの低さ、そして陳儀以下の幹部たちのひどさを、第3者であるアメリカ人が詳細に描写しており、ようやく228事 …

no image

「サイレントアース」デイブ・グールソン(2023年4月12日)

確かに昆虫が減っている。子供のころ庭にいたカエル、カタツムリ、バッタがいない。それに気づいてどれぐらいが経つだろう。それは世界中で起きており、かつ非常に深刻な状況・程度になっていることがわかり、今すぐ …