読書日記

「THINK AGAIN」アダムグランド(2022年12月25日)

投稿日:

最近は書評等で本の購入を決めることが多いですが、これはとても得るところが多いものでした。既存の固定概念を結構覆してくれるし、自分や周りでおやっと思う思考への答え・対応、そして大きく言えば人間のあやまち・気を付けるべきことが記されていた印象です。多くの人がこれを読めばと言いながらも、結局それに気づかなけれな読んでも意味はないわけで。また今のアメリカをはじめとする意見の分断・極端化の理由の一つも明かされている気がしていてネット社会の大きな課題も浮き彫りになっています。

-読書日記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

「朝鮮半島の歴史」新城道彦(2024年3月2日)

内部抗争と外患の連続による苦難の歴史であったことを知った。外部のパワーバランスに翻弄されている反面、内部での派閥抗争に明け暮れ英明なリーダーが生まれない、可能性があってもつぶされていった部分も多々あり …

no image

「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実」 (2021年6月14日)

対話形式でわかりやすい書籍。コロナやワクチンについて基本的なところを勉強できた。何よりも巷のネットを中心とした、だれを何を信じたらいいのかというところはこれまで以上に意識しなければと感じた。

no image

「半導体有事」湯之上隆(2023年7月8日)

現在の半導体産業の状況、TSMCの独占、そして日本の熊本工場とラピダスの課題、今後の懸念もよく整理されていて理解できた。台湾有事の可能性、そして日本政府の投資の失敗の可能性、それぞれが起きないことを祈 …

no image

「宋美齢秘録」譚璐美(2024年8月3日)

最後の晩年の暮らしに何を思うかと著者が想像していたが、同感できる部分があり、世界史に影響を与える動きをし、第2次大戦中は絶頂だったものの、結局居場所を亡くしアメリカに滞在するしかなく、孔家も破産し、、 …

no image

「大国政治の悲劇」ジョン・J・ミアシャイマー(2024年2月25日)

久々に骨太の書籍を読んだ。そして現実の国際政治を動かす要因としての説明としてはとても説得力があるものと感じた。これまではリベラル色の強い、それこそ学生時代は猪口氏の「戦争と平和」みたいなものによる腹落 …